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「奥さんの生まれ故郷の沖縄を感じさせる家を建てたい」
施主様のご希望をお聞きした時、ご夫婦そろってこのようにお話しくださいました。

ご主人は以前、沖縄に住まわれていたことがあります。
奥様と知り合われたのはその時で、奥様はもちろん、ご主人も沖縄が大好きだというご夫婦です。

「家を建てるなら、玄関にシーサー置きたいよね」
設計の打ち合わせをしている時、お二人が楽しそうにそう話されていたことが、とても印象的でした。

釣りやバーベキューなど、アウトドアが好きなお二人。
家を建てるにあたっても、「友人を呼んで、家でバーベキューできるようなスペースが欲しいですね」とおっしゃっていました。
リビングやキッチンから庭が見え、開放的なイメージを持たせるデザインにさせて頂きました。

また、お二人のご希望でもある「沖縄を感じさせる家」ということから、カウンターのデザインやリビングの壁など、随所に南国を感じさせるデザインを採用致しました。

地面にはコンクリートを打ち、砂利を敷き詰める形を採用。
小さなお子さまが広々と遊べるよう、大きなプールを置いても狭く感じない広さになっています。

また、家の外壁からオーニングを張ることも可能で、家にいながらキャンプをしているかのようなアウトドア感を味わうこともできるようになっています。

実際にご主人の仕事仲間がお宅に集まり、ここでバーベキューをされたこともあるそうです。
リビングからダイレクトに移動することができ、窓が多く開放的なデザインにしていることから、キッチン～リビング～庭という3つの空間が一体となった空間をつくることができました。

キッチンにも施主様のご希望が盛り込まれています。
お打ち合わせの際、「キッチンと対面になったカウンターが欲しい」とのご希望をお二人から頂きました。

通常、カウンターキッチンを設置する際は、料理を並べる程度のカウンターを設置し、そこにダイニングテーブルを設置するのが一般的です。
でずが、「家にいながら、バーみたいな空間が欲しいなって思ってたんですよ。友達が来たときとか、そこで飲みながら奥さんの料理を食べるって最高じゃないですか？」と、ご主人が嬉しそうに話されていました。
お二人の話を聞いていると、お二人の仲の良さがひしひしと伝わってきて、こちらまではにかんでしまいそうなほど仲の良い施主様です☆

リビング・キッチンから見て、庭は南側にありますので、日中は太陽の光がふんだんに差し込んできます。
「なんて名前なのかはわかりませんけど、なんか南国っぽいでしょ（笑）」と言いながら、大きな観葉植物をいくつも飾られていました。
白い壁に太陽の光、そして観葉植物が、家の中に沖縄らしさを演出してくれているように思えます。

バー感覚を味わえるカウンター部分は少し高めに仕切りを作り、奥様の料理作業を見せつつ、空間を仕切ってしまわない程度の高さに設計しました。
奥様曰く、「料理している時は食材とか器具とかいろいろ使いますから、その辺があまり見えない方がいいなって思います」とのことでした。
なるほど、男性目線からする時にならないところかもしれませんが、バーの雰囲気を演出しつつその辺の気遣いをするには、このくらいの高さがちょうど良いということなのでしょうね。

玄関にはもちろん、沖縄の家には必ずと言っていいほど置かれているシーサーを。
白い外壁に南国の観葉植物、そしてシーサーがあると、この写真を見る限り沖縄の写真なのかと思ってしまいます（言い過ぎでしょうか（汗））。

表札にもこだわりを見せ、南国の象徴であるハイビスカスのイラストを入れた藍色のプレートを特注しました。
沖縄の透き通る海のイメージを表札に持たせ、玄関から沖縄感を満載にすることができたと感じています。

今回ご紹介させて頂いた施主様は、お二人とも気さくで笑顔が絶えない、まるで太陽のようなご夫婦でした。
優しく元気で頼りがいのあるご主人に、笑顔で気配りが凄い奥様。
なんだか、理想のご夫婦という印象を受けました。

何より、「沖縄を感じさせる家」にぴったりなご夫婦でした。

当社で家を建てて頂いて約4年。
不具合などは無いか、時々顔を出させて頂いているのですが、お会いするといつもこちらが元気を頂いてしまいます☆
幸いなことに不具合なども無く、ご満足頂きながらお住み頂いているご様子を見ると、お二人の理想の家に近づけた家になれたのかなと感じます。

「打ち合わせをしている時もいろいろ提案してもらったし、建てた後もこうして気にかけてくれているのがありがたいなと思います」
そう言って頂くこともできました。
これからも、お客様にご満足頂ける家を提供していくためにも、お客様との打ち合わせを丁寧に重ね、少しでもご希望に沿えるものを形にしていかなければと、改めて感じました。