2019.03.06,お客様の声
施主様の理想「シンプルなお家」を、施主様と一緒に作り上げたお宅
ミッフィーのおうちに憧れていた家への想い
「私、ミッフィーのおうちに憧れてたんです。三角屋根があって、ドアと窓があって・・・。家を建てるなら、そんなシンプルな家が建てたいなって思ってたんです」
家づくりへの想いをそのように語ってくださった奥様。
家は決して安い買い物ではないので、妥協したくないという方はもちろん少なくありません。
しかし、奥様の家づくりへの想いは本当に熱いものを感じ、納得のいくお宅をぜひ作りたいと思わせてもらいました。
とはいえ、「ミッフィーのおうち」とはどういうものか、頭の中で想像してみました。
ミッフィーをご存知の方は容易に想像できると思いますが、ミッフィーのおうちはまさに「家をイラストで描いたおうち」と言ってもいいくらい、シンプルな家の形をしています。
三角のオレンジ色の屋根に煙突、中央にはドアがあり、十字格子の窓が1つあるシンプルなおうち。
奥様はこの「ミッフィーのおうち」のようなシンプルな家を建てたいと思っていたそうです。
実際に家を建てるにあたり、そんなシンプルな家を建てるのはさすがに難しいです。
ですが、なんとかお客様の要望に応え、少しでも理想のおうちを建ててあげられないか考えました。
ミッフィーのおうちのような家を現実に建てるとなると、どういう建て方ができるのか。
私どもも、大いに悩みました。
キーワードは「シンプルな家」
奥様が建てたい理想のおうちのキーワードとして「シンプルな家」というものがありました。
実は、最初は「無印良品の家」をお考えだったそうで、無印良品が手掛けるシンプルな家が建てたいと考えられていたそうです。
軒が無く、かつシンプルなデザインの「無印良品の家」は、過去グッドデザイン賞にも輝いた素晴らしい住宅です。
奥様は、この「シンプルさ」に魅力を感じ、「無印良品の家」をお考えだったそうです。
確かに、言われてみればミッフィーのおうちに似ているような気もします。
三角屋根にドア、そして窓が配置されたデザインは、ミッフィーのおうちを現実の世界に持ってきたような印象さえ受けました。
こういう家なら建てられないことはない。
そう考えた私どもは、お客様の要望に応えることができるプランを検討し、提案させて頂きました。
こだわりを最大限実現するために「注文住宅」を提案
当社では大きく分けて2つの建て方があります。
お客様のご要望を幅広くお応えする「注文住宅」と、提携メーカーの既製商品で建てる「規格住宅」という2つの建て方ですが、今回のケースでは「注文住宅」で建てる方法をお勧めさせて頂きました。
「規格住宅」は「注文住宅」と比較すると安価で建てられるというメリットはありますが、間取りや材料、規格などが決められており、自由度が低いというデメリットもあります。
奥様のご希望である「シンプルな家」という家を建てると思った時、「規格住宅」にもシンプルな家はあるのですが、細やかなご希望に合う商品が見当たりませんでした。
「規格住宅」と比較して予算はどうしても膨らんでしまいますが、細かなところを妥協して、後々「こうしておけばよかった・・・」と思うくらいであれば、最初からしっかりとこだわって建てた方が奥様にとっても良いと考えたためです。
仮に妥協して建ててとして、後から「やっぱりこうしておけばよかった」という部分を直そうと思っても大変です。
施主様が「ここを直すだけだから」と思っても、改修するには関連する部分をいじる可能性もあるため、予算が予想以上にかかってしまい、結果、最初にそうしておいた方が安く済むということはよくあります。
まさに、施主様と工務店が一緒に建てたお家
また、奥様も非常に勉強熱心な方で、階段の手すりやコンセントなど、ご自身がこだわりたい部分をInstagramで検索し、そのパーツはどのメーカーのどの商品なのか、というのをご自身で探されていました。
そして打ち合わせの時に「このメーカーのこの商品を取り入れることはできますか?」とご相談頂きました。
私どもとしても「そんなパーツがあったんだ」と思うこともあり、奥様の「家に対する想い」というものに触れ、可能な限りの対応をさせて頂きました。
「パーツを変えるだけ」と言っても、それにかかる作業量が3倍も4倍もかかる場合もあります。
職人さんとの交渉、折衝に時々苦慮することもありましたが、予算・作業料・納期などがちょうどよい所で折り合いがつくように対応させて頂きました。
まさに、「施主様と工務店が一緒に建てたお家」というような感じです。
打ち合わせや変更を重ね、奥様の納得がいくお家が完成
このお客様のお宅は2018年8月に完成しました。
何度も打ち合わせを重ね、実際に着工してからも細かな点をより納得のいく形に変更したりもしました。
時には追加予算が発生する可能性があるご相談も受けましたが、なんとか最小限の予算でできる方法を考え、できる限りの対応をさせて頂きました。
土地探しから苦労されていた施主様でしたから、「何とかして満足のいくお家を・・・」と思い建てさせて頂いたお家でした。
できあがりに奥様も大変満足して頂けたので、「よかった」という安堵感とともに、なぜか自分の家が建ったような「達成感」が私にも込みあがってきました。
奥様にとって理想だった「ミッフィーのおうち」。
そのおうちを少しでも近づけて、現実の世界に呼ぶお手伝いができたのかな?と思うと、本当に良かったと感じています。
担当営業:近藤
まずは一度飲み込んでくれる。その姿勢が「お願いしてよかった」と思えます。
家を建てる土地探しの時から考えると、約2年くらいのお付き合いになりました。
最初はなかなか土地が決まらなくて悩んでましたが、親身にご相談に乗って頂けることが何よりありがたかったです。
金額面はもちろんですが、藤工務店さんにお願いしてよかったと思ったのは「どんな要望にも、一度飲み込んで聞いてくれる」ところです。
「こんなこと言ったら無理って言われるだろうな」ってことでも、まずは一度お話を聞いてくれました。
もちろんできないこともあります。
「それはちょっと・・・」ということもありましたが、それでも代替え案を考えてくださったりして、なんとか私の要望に応えられる方法を考えて頂けたのが嬉しかったです。
藤工務店さんにお願いして、良かったって思います。